DXへの取組について
株式会社大望閣は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、企業の持続可能な成長と顧客への高品質なサービスを提供します。
DXによって目指す経営ビジョン
「共に紡ぐ、時を超えるおもてなし」を掲げ、伝統を守りつつ革新を続け、地域と共生し、顧客との深い結びつきを大切にします。また、従業員の成長と幸福を追求し、100年企業への歩みを進めます。
DXによって目指す経営方針
- 伝統の継承と革新
創業から半世紀以上にわたり、変わらぬおもてなしの心でお客様を迎えてきました。今後もその伝統を守りつつ、時代に合わせた革新を続け、次世代にも引き継がれる旅館であり続けます。 - 地域との共生
地元の豊富な魚介類を活かした料理で、地域の魅力を伝えるとともに、地域経済への貢献を目指します。 - 顧客との深い結びつき
リピーターのお客様一人ひとりとの深い関係を大切にし、そのご期待に応えるサービスを提供し続けます。 - 従業員の成長と幸福
大望閣が家族のような温かい職場であることを証明し、従業員一人ひとりの成長を支援します。 - 100年企業への歩み
持続可能な経営を心掛け、お客様と従業員、地域社会と共に成長し、時代を超えて愛される旅館を目指します。
情報処理技術の活用の方向性
- 個人旅行者向けサービスの強化
個人旅行者やご夫婦をターゲットに、静かでゆったりとお過ごしいただけるよう夕食を個室でご提供するなど、サービスをさらに充実させます。
また、昨年よりご利用者様が多くなりましたインバウンドのお客様に対しても、よりきめ細やかな対応に取り組みます。
- リピーターの獲得
高品質なサービスとおもてなしの提供により、お客様の満足度を高めてリピーターを増やしていきます。
ご来館いただいた方々が再度足を運びたくなるよう、継続的なサービス向上に努めます。
- 新たな販売チャネルの開発
ふるさと納税や福岡の百貨店、道の駅での商品販売を計画中です。
地域資源を活用し、より多くのお客様に私たちの魅力をお届けできるよう活動を広げてまいります。
DXに向けた経営戦略
以下の取組により、最新のデジタル技術を活用してお客様対応の質を高め、業務効率を向上させています。
- AIチャットボットによるデータ収集・分析
お客様から寄せられるお問い合わせをAIで分析し、よくある質問や問題点を抽出。スタッフの負荷を軽減しながら、迅速かつ的確なご案内を実現します。 - 予約・管理システムを核とした情報の一元化
予約システムや会計システム、サイトコントローラーなどを導入し、予約情報や会計データをリアルタイムで管理。スタッフの作業効率が向上し、正確な在庫管理や売上分析にも役立ちます。 - キャッシュレス決済データの活用
カードやPAYPAYなどの決済データを分析し、時間帯や曜日ごとの利用傾向を把握。売上の予測精度を高め、効果的なマーケティング施策を検討できます。 - ワーケーション向けデータインフラ
全館Wi-Fiを整備し、滞在者の回線利用状況やアクセス状況を分析。サービス品質向上や将来的な施設拡張に必要なデータを蓄積します。 - ビジュアルデータによる顧客満足度向上
自社HPに360°ビューを導入し、お客様の興味を持つポイントを分析。施設の魅力をわかりやすく伝え、来館前の不安を解消し、予約率向上へつなげます。 - クラウド環境でのデータ保全
顧客名簿や予約管理データをクラウドに保存し、災害や停電時にもスムーズにアクセス可能。バックアップ体制も整えており、安心してご利用いただけます。 - デジタル集客データの連携・分析
HPやOTA、SNSなど複数の媒体から得られる集客データを一元管理。地域の観光情報も含めて予約動向を総合的に分析し、より効果的なマーケティングと広告展開を実現します。
これらの取り組みを通じて、データを最大限に活用し、お客様満足度の向上とスタッフの業務効率化を目指しています。
DX推進体制
- 総括責任者の設置: 実務執行総括責任者を設置。
- 専門チームの編成: DX推進チームを編成。
- 評価とフィードバック: 定期的なミーティングと社員評価システムの導入。
- 教育・研修プログラムの実施:全社員を対象にデジタルスキル向上のための教育プログラムを実施。
- 人材確保の方針:デジタルスキルを持つ人材の重視
環境整備の具体的方策
- 最新のITシステム導入: AIチャットボット、予約システム、会計システム、キャッシュレス決済など。
- データ保存のクラウド化: クラウド技術の導入。
- 多言語対応: 5か国語対応のHPリニューアル。
- 情報セキュリティ強化: SECURITY ACTION制度に基づく二つ星宣言。
DX戦略達成指標
- 予約率の向上
- お客様単価の向上
- SNSフォロワー数の向上
DX推進に向けてのメッセージ
「当社のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進における課題、進捗状況、今後の方向性についてご報告いたします。社員が最大限の力を発揮できる環境を整え、顧客へ真の価値あるサービスを提供します。」
【今後の進捗状況と方向性】
現在の進捗については具体的な情報を提供し続けます。課題に対する取り組みは常に続けております。
- 情報発信を継続:戦略の進捗や成果について、随時皆様に情報提供していきます。
- 柔軟な対応:日々変わる課題に対して、適時適切な対応を心掛けます。
- 価値の最大化:社員が最大限の力を発揮できる環境を整え、顧客には真に価値あるサービスを提供してまいります。
代表取締役社長 古舘博
情報処理システムにおける課題の把握
- 「DX推進指標自己診断フォーマット」を活用した自己診断を行い、DX運用の成熟度を把握しております。また、定期的なセキュリティ監査を実施し、最新の安全対策を講じています。
- 実施時期:2024年7月~継続中実施内容:SECURITYACTION制度に基づき、自己宣言を行い、「二つ星」宣言しております。
(手続き完了日:2024年7月30日)